私たちの日常生活で、むくみはよく見られる症状です。一過性のものが多く、それほど深刻に受けとめない人も多いのではないでしょうか。
しかし、むくみには早急な治療が必要となるような病気が原因となってあらわれているものもあるのです。正しい知識を持って、ご自身のむくみの症状を見定めることが必要となります。

病気が原因で起こるむくみについて、下記にまとめてみました。

【1】心臓の疾患により起こるむくみ
リンパを運んでいるのは、心臓から押し出される血液です。心臓の働きが低下すると、血液がうまく循環できずむくみが起こることがあります。

【2】腎臓の疾患により起こるむくみ
腎臓は、血液をろ過してからだに不必要な成分を尿として体外に出す働きをしています。また排出するだけでなく、からだに必要なものを再び取り込む役割も担っている臓器です。この腎臓が機能しなくなると、むくみが発症するのです。

【3】肝臓の疾患により起こるむくみ
肝臓ではたんぱく質が合成されています。肝臓の機能が低くなると、正常にたんぱく質を合成することができません。よってからだを流れる血液中のたんぱく質が不足してしまいます。
たんぱく質は体内の不必要な水分を血管の中に回収する働きを持っているために、たんぱく質が足りなくなると余分な水分を取り込むことができなってしまい、むくみを引き起こしてしまうのです。

【4】甲状腺の機能の問題から起こるむくみ
のどの部分にある甲状腺が機能しなくなることにより、むくみがあらわれることもあります。私の友人にも甲状腺の病気を患った女性が2人いました。他人事ではない疾患なのですね。

【5】特発性浮腫により起こるむくみ
はっきりとした理由が見当たらないのに、全身のむくみが一定の周期をもって繰り返される病気です。女性の月経の周期とリンクして、むくみの症状がみられることがほとんどです。

【6】クインケ浮腫により起こるむくみ
むくみは目や口の周囲に突然あらわれます。数時間経つと元に戻ることが多いでしょう。原因は不明といわれています。

【7】服用している薬によって起こるむくみ
非ステロイド系の炎症をとめる薬、血圧を下げる薬、ピルのようなホルモンに働きかける薬などを飲むことにより、その副作用としてむくみがみられることもあります。心配な方は、薬を処方した医師に相談してくださいね。


思いあたるふしが無いのにひどいむくみが続いたり、前日の夕方からみられたむくみが朝起きても治っていなかったりする場合には、要注意でしょう。むくみの他にも、尿の量が少ない、発熱している、動悸・息切れが気になるなどの症状がみられたら、医師に相談することをおすすめします。

むくみはからだの不調を訴えるサインでもあるのです。甲状腺をわずらった友人は、からだのむくみと共に生理前のような倦怠感・イライラを感じていたそうです。念のため医師の診断を受けたところ、甲状腺の病気ということがわかりました。

この友人は今でこそ治療をしてよくなっていますが、むくみを見過ごさなかったことが治癒への第一歩だったと語っていました。皆さんもむくみを感じたら、注意してくださいね。



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